0×0で無限が生まれた

0×0で無限が生まれた


親子概念疑似兄妹概念…………

また冒頭に短いss


 決着は一瞬。ユースタス・キッドの体が義手に纏った金属ごと吹き飛び、己の船を貫いて落ちた。


 脅威の無力化を確認し、予期した最悪の未来を回避できたことに内心ほっと息をつく。血塗れで甲板に転がっているのは船長と副船長の二人、主戦力が須臾にして失われたことで怯え交じりの混乱が敵船に広がる。戦意はとうに無いようで、それならばポーネグリフを渡すように威圧を飛ばそうとした。

 した、ところで。



『〜〜♪』


 微かに、歌が聞こえた。

 火の手さえ上がる戦場には似つかわしくない歌声。


 何度も聞いた、聞き慣れたその声は、間違いようもなく娘の──ウタの声。


「今の衝撃でダイヤルが落ちたんだ!頭の部屋だろ、誰か止めに!」

「そんな暇あると思ってんのか!?」


 それだけならばまだ、動揺は僅かだっただろう。今は亡き歌姫の声を録音した音貝は世界中に出回っている、その内の一つであるというだけなら。


『邪魔するぜ』

『わひゃあっ!……ちょっと!急に入ってこないで、今レコーディング中!』

『あ゛?あー、悪ィ悪ィ』


 そうでないから問題だ。

 一度たりとも聞いた事のない歌が中途半端に途切れ、耳に届く声は二つになる。ウタと親しげに話す声は眼下に倒れた男のもの。理解が追い付かず、表層に混乱を出さないのが精一杯。


「クソッ、おいエマあれ持って──」

「誰も動くな」

 命乞いに一切の反応を返せずにいれば、焦れたように指示が飛ぶ。それを平坦な声色で遮ると、全員がヒュウと息を吸い込んで停止した。


『もー、録音ミスっちゃったじゃん。……しょうがないからこれあげる、キッド。お土産にでもしといて』

『そんなもん撮り直せば……まァいいか、貰っとくぜ』


 棒立ちの船員を避け、声のする方へ向かう。談笑はまだ鳴り止まない。

 音が一際大きく聞こえる部屋へと向かう、扉を開ける。


『ん?おいウタ、これまだ録音止まってねェぞ』

『え、ウソ!止めて止めて!』


 音が止まると同時に、床に落ちた音貝を見つけた。拾い上げ部屋を見渡す。恐らくは船長の部屋、ゴテゴテと物々しい空間の中にぽつりと違和感。……飾られた、部屋の主の趣味では到底なさそうな写真立て。


「……ウタ」

 赤と白の髪、アメジストの瞳。記憶よりもずっとぎこちなく、それでも愛らしい笑みを浮かべた少女の姿があった。──隣に立ち笑う、ユースタス・キッドとともに。



多分この後シャンクスは写しと一緒にキッドと音貝と写真立て抱えて船に戻っていく

キッドの船員は泣いた




ウタ妹分概念…(・∀・)イイ!!

キッドだけ嵐で船から投げ出されるとかで遭難してエレジアに流れ着いて、そこで1ヶ月くらい共同生活して仲良くなってほし…!

海賊ってことで最初は距離置くけど、まだ配信用電伝虫とかもない時で、救世主扱いされてる時より拒否反応はないだろうから音楽きっかけで打ち解けてくれると思う

キッド側からも遭難の後面倒見てくれる恩人としてそれなりに仁義は通してくれるだろうし…遭難した先にいたのがお人好しかつ高レベルの音楽家でキッドはニッコリ、鬱屈した生活に張り合いが出来てだんだん元の小生意気で明るい生活に戻ってくウタにゴードンさんもニッコリ

ビブルカード辿ってお迎えが来た後でもお互いがお互いを思い出せるようなお土産は残しといてくれるといいな…ウタが貰ったものはきっとゴードンさんが大切に保管してくれてる



ウタとここのキッドの2人、シャンクスへの感情がぐちゃぐちゃ

キッド→シャンクス

いつか超えるべき敵、腕を奪いやがって

(本当に父親ならいいのに)

ウタ→シャンクス

置いていかれた、酷い海賊

(だいすき、いつか迎えに来てくれる)

なんだあこれは…



シャンクスの船に連れ去られたキッドは多分海楼石付けられてベッドに寝かされてる

横に真顔のシャンクスが座ってる 怖いね

でも船員は何も言わない、ウタとキッドのツーショット写真見せられて混乱しつつ納得してる


キッドが起きた気配を感じたシャンクスが顔覗き込んだら、夢現でぼんやりしてるキッドが「…………おやじ」って言ったりする……「親父?」聞き返したら動揺しながらも「髪色のせいで間違えた」って誤魔化してくれるよ


ウタとどういう関係か問いただすために連れてきたシャンクス

捕虜だと思ってるキッド

話噛み合うかな…ただでさえウタが亡くなった場にシャンクスがいたこと知ってたらウタの名前が出た瞬間に会話にならなくなる可能性あるな…



趣味でどうにかシャンキドに繋げたくなっちゃう

こっからどうやって?


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